神に見捨てられた街
出発前夜。
この1ヶ月くらいは、職場の上司同僚、学生時代の友人など、
たくさんの仲間に飲み会を開いてもらった。
「なんで南アフリカなんて行くの?」
何度も聞かれた。たしかにそうだ。
酔っぱらいながらなんとなくいろいろ答えていたが、その回答はひとつ。
ずばり「海外への飢え」だ。
最初は渡米を試みたが、いくらやっても扉を開いてくれなかった。
そんなとき、
オーストラリアで小児外科医として臨床していた医者をネットで見つけた。
その方から、旧イギリス領の国々は受け入れてもらえるかも?と聞き、
アメリカから一気にシフトチェーンジ!
その過程で探し当てたのが、今回の南アフリカのポジション。
アメリカに行く医者はたくさんいるが、
ケープタウンはそうそういない(ビジネスチャンス?!)。
本当に神に見捨てられた街なのか?!
ノーインフォメーションで行っちゃいます。
海外に行きたくて行きたくて、
開かない扉をいくら叩いても開かなかった。
でもそこにこだわらず、
開いている扉から入る道を選んだ。
こんな感じの9年目医師のブログです。
タゴールというインドの詩人(1861-1941)の言葉でブログ1発目を締めくくります。
I have become my own version of an optimist.
If I can't make it through one door,
I'll go through another door - or I'll make a door.
Something terrific will come no matter how dark the present.
Rabindranath Tagore